セミリタイアをしたいけど、そんな退職理由いえない。世間体が気になる。
長年勤めた会社に退職の意向を伝えるのはただでさえ難しいです。
セミリタイアとなればなおさら、退職理由をどう伝えるか考えてしまいますよね。
この記事では、会社を辞める時の注意点やセミリタイアのときに使える退職理由をお伝えします。
本記事の内容
- 会社を退職する具体的なステップ
- セミリタイアするに当たって気をつけること
- セミリタイアするときに使える退職理由
ユカリ:
20年間勤めた製薬メーカーを退職し、40代でセミリタイア済み。セミリタイア後からフリーでライター活動を始め、現在ライター歴1年ほど。
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会社を退職してセミリタイア生活に至るまでの具体的なステップ
退職からセミリタイアはそこまで難しいステップではありません。
しかしながら、勤めている会社の就業規則に則ること、円満退職できるような人間関係の構築などは考えておくべきです。
下記のステップで行いましょう。
どんなに早くても一般的には達成までに10年程度はかかります。
私の場合は、セミリタイアは30歳のときに決意しました。そこから資金をためて退職するまでに12年かかっています。
セミリタイアを決意した理由は、医薬品メーカーという古い体質の企業だったため、上司との価値観の違いや会社の古い体質が合わなかったためです。
会社にいても今後の展望が良くないことは明らかでしたので、お金をためながらセミリタイアへの道を模索し始め、41歳で目標貯蓄金額の1500万円を達成しました。実家ぐらしで且つ、セミリタイア後もフリーとして働く予定であったため、セミリタイアに至る貯金金額は通常よりも少ないですが、間に合っています。
会社の就業規則を確認する必要がありますが、通常は退職の意思を伝えてから退職するまでに1から3ヶ月かかると考えた方が良いです。 現に私の場合は、上司に退職の意志を伝えてから、引き継ぎをして退職するまで4ヶ月かかっています。
会社を退職する前に気をつけたほうが良いこと
会社を退職する前に、下記の事項を確認しておくことをおすすめします。
退職したあとにお金で損しないために!
- 退職後の生活費の収支を把握しておく
- 健康保険の任意継続は在職中に申請する
- 退職金がいくら貰えるか確認しておく
- ハローワークで失業保険をもらうため、在職中に離職票をもらっておく
順番に見ていきましょう。
退職後の生活費
まず絶対に考えておくべきことは、退職後の収入と支出のバランスを把握しておくことです。
セミリタイアは完全なリタイアと違って、労働収入を得ながらの生活になりますが、どの程度稼ぐかは本当に人それぞれになります。
また、退職した翌年は収入ダウンにも関わらず住民税は勤めていた頃と同じ金額を払う必要があるのを忘れてはいけません。
健康保険料
また健康保険料は、任意継続した場合は会社との折半でなくなるので2倍になります。
それでも健康保険は任意継続したほうがいいです。最大で2年間継続できるので利用しましょう。
全額自己負担になっても、国民健康保険より安い場合がほとんどですから、最低でも1年間は継続したほうが得です。特に扶養家族がいる場合は継続するべきです。
任意継続は在職中に人事などの担当者に申請しておき、退職時に書類をもらうか郵送してもらうように準備しておかないといけないので注意しましょう。
退職金
退職金は定年まで勤めたときより減額されますが、指定年数以上勤務していればもらえることがほとんどです。
どのくらいになるかは就業規則に書いてあるので、退職前に自分の会社の就業規則をチェックしておき、金額を確認しておきしましょう。
退職金もいくら貰えるかわかればセミリタイア後の生活費の計算に組み込むことができます。
失業保険
失業保険についてはセミリタイアの収入手段が派遣などで、再就職をするならもらえます。
在職中に離職票は必ずもらっておこう!
自営業になる場合も条件が合えばもらえるので、離職票は必ずもらうようにしておきましょう。
離職票は失業者になったことを証明してもらう書類で、ハローワークに提出し、失業保険をもらう書類。
セミリタイアするときに使えるおすすめの退職理由5選
セミリタイアするからといって、特別な退職理由を用意する必要はありません。転職時に引き留められづらい退職理由は、セミリタイアでも使えます。
退職理由は嘘を言っても構わないのですが、ボロが出たときに困るので、できるだけ嘘を避けたほうが無難です。
セミリタイアするために使える退職理由は下記の5つです。
- 独立起業するため
- 転職するため
- 心身の不調のため
- 家族の病気や介護のため
- 一身上の都合
退職理由① 独立起業するため
私はこの理由を使いました。退職する1年前くらいから、会社をやめて事業をしたいと時々ポロッといってみて、周りの反応を見ました。
やめることを切り出したとき、「本気だったんだね」と驚かれましたが、快く送り出してもらえました。
「定年後でもできる」などと言われてしまうのが難点ですが、このために貯蓄やスキルの取得を頑張ってきたことを伝えて、決意が硬いことをアピールして乗り切りましょう。
何をするのか聞かれるので、なるべく具体的に事業プランや業種を説明できるとなお良いです。
私はコンサルティング関連だと言っておきました。横文字でごまかした感じです。
退職理由② 転職するため
この理由は比較的簡単にやめられます。次の職場がすでにあることを伝えると、上司も引き止めにくいのです。
会社への感謝を伝えて、新しい職場で頑張りたいことを真摯に伝える事が大事です。
次の就職先を聞かれたら、「異業種」とか「〇〇関連です」とぼかしましょう。
退職理由③ 心身の不調のため
体調不良で仕事ができないと伝えましょう。辛そうにしていると上司もあまり強くはいえないので、やめやすいです。
休職を勧められたりしますが、一度心身をしっかり休めて人生を仕切り直したいと伝えましょう。
この場合は医師の診断書を求められることもあるので注意します。
うつ病は比較的簡単に診断書がもらえるので、心療内科にいってみて本当に診断書をもらって退職交渉することも可能です。
退職理由④ 家族の病気や介護のため
いわゆる介護離職です。セミリタイア後に移住するのなら「田舎に帰る」という絶好の言い訳ができます。
家庭の事情は、上司も会社も干渉しにくいので、引き留めを受けにくいです。
会社によっては介護休暇化制度があるので、そちらを使うように言われてしまわないように注意しましょう。
この理由を使うと離職票の退職理由が介護になってしまうので、離職票がいらない場合に限ります。
退職理由が介護になってしまうと求職者と認められず、失業保険がもらえない可能性があります。
退職理由⑤ 一身上の都合
会社をやめる際の理由は本来、一身上の都合でいいのです。
嘘の理由を言うのが嫌な方は、一身上の都合で押し切ったほうが簡単で、嘘がバレる心配もありません。
どうしても自分で退職交渉する勇気がない場合は、退職代行を使うことも可能ですので、利用を検討しましょう。
自分で退職時の退職金や今後の失業保険のことを全部対応しきれバイ場合も退職代行を使うともらえるお金のとりっぱぐれがなくて安心だよ。
精神的なストレスを抱えてしまうくらうなら、プロに任せた方が楽です。
セミリタイアするときに使える退職理由5選 まとめ
会社を退職するために考えなければいけないことは下記の3点です
- 本当にセミリタイアしたいのかよく考える
- 退職後の生活設計をする(特に生活費の収支はきちんとしておかないと破綻する)
- 退職理由を考えて、いつどのように上司に伝えるか決めておき、退職手続きなどの準備をしておく
セミリタイアするために使える退職理由は下記の5つです。
- 独立起業するため
- 転職するため
- 心身の不調のため
- 家族の病気や介護のため
- 一身上の都合
長年勤めた会社をやめるのは勇気がいることです。
この記事を参考にして、良いセミリタイアを迎えてください。