セミリタイアで失敗したくない!
自分はセミリタイアに向いているのか知りたい。
人生100年時代と言われるようになり、企業が定年の年齢を65歳に引き上げたり、再雇用を行ったりすることが当たり前の世の中となっています。
一体いつまで働けばいいのー
と絶望する人も多いのではないでしょうか。
しかしその一方で、定年前に仕事を退職し、自身の時間や生活を楽しみながら資産運用などで収入を得て生活をするスタイル「セミリタイア」を選ぶ人が増えてきています。
本記事の内容
- セミリタイア生活の賛否両論
- セミリタイア生活の向いている人・不向きの人の特徴
セミリタイアするかどうか迷っている方に向け、仕事を辞めて後悔しないために、セミリタイア生活の向き不向きについて情報をお伝えします。
セミリタイアの生活の賛否両論
「セミリタイア」と聞くと、「悠々自適」、「自由」など残りの人生を謳歌できる勝ち組の人をイメージしがちですが、これは50代~60代でセミリタイアした人に対する印象のようです。
最近では、20代~30代の若い世代もセミリタイアを選択する人が増えており、「怠け者」、「怠惰」など、企業に所属して働かないことに対して、真面目でないといったマイナスのイメージを持たれることもあるようです。
また、セミリタイアできるのは金銭的に余裕があり、資産が潤沢にある人と考え、自分には無理と最初からその選択を切り捨てる人もいます。
しかし、そのような人たちの中にもセミリタイアに対し憧れを抱き、できることなら自分も働かずにその生活スタイルを選択したいと考えている人は実は多いのです。
「セミリタイアって自分にもできるのかな・・」と少しでも思ったら、
悩む前にまずは、向き不向きの特徴をあなたと照らし合わせて、判断ポイントにしてみましょう!
セミリタイア生活が向いている人の特徴
セミリタイア生活に向いている人の特徴は以下4点です。
- 考えてから行動に移すタイプの人
- 人付き合いが苦手な人
- 好奇心旺盛な人
- 世間体を気にしない人
詳しく見ていきましょう。
向いている人の特徴① 考えてから行動に移すタイプの人
セミリタイアはとにかく計画が大切です。
そのため、頭で考えるよりまず行動するタイプの人よりも、まずは考えて綿密に計画を練ってから行動するタイプの人のほうが向いています。
綿密な計画を立てて、シミュレーションをしてみることがセミリタイアの第一歩になるよ。
いくら貯蓄を用意するか、生活費は毎月いくらまで使ってもよいか、セミリタイア後はいくら使って、いくら稼ぐ必要があるのかそういった計算方法についてはこちらで詳しく記事にしています。
見切り発車で無計画になんでも進めてしまうという人は、セミリタイア生活においてはもう少し慎重になったほうがいいかもしれません。
にほんブログ村セミリタイア生活ランキングなどを見ると、すでにセミリタイア生活で成功している人も、現在進行系でセミリタイアを目指している人も計画を事前に立てている人がほとんどですね!
向いている人の特徴② 人付き合いが苦手な人
会社の人間関係がストレスでセミリタイアを考え始めたって人も多いよね。
人付き合いが苦手な人がセミリタイアに向いていると聞くと意外と思われるかもしれません。
セミリタイアすると、社会との繋がりどれだけ持つか、誰と関わりを持つかを自分自身で選択していくことができる環境となるため、余計な負担がかからず、軽やかな気持ちで日々を過ごせます。
会社勤めの場合、上司や部下は選べず、気が合わない人との付き合いや面倒な尻ぬぐいなど、人間関係にストレスを抱えている人は多いのではないでしょうか。
一方で、会社という強制的に人と関わる環境がないと孤独になってしまいがちな人にはデメリットですが、自分で人間関係を選びたい人にとってはセミリタイア生活は絶好の環境と言えます。
向いている人の特徴③ 好奇心旺盛な人
セミリタイアすると、1日の大半の時間を自分の好きなように使うことができます。
やりたいことがいっぱいある人にとっては最高!
そのため、好奇心旺盛で、多趣味な人やアンテナ感度が高くアイディアが豊富でやってみたいことがたくさんある人は思う存分時間を費やすことができます。
今まで、「帰宅すると疲れているし、朝も早くて時間が足りない・・」と悩んでいた人こそ、セミリタイアして自分の有意義な時間を取り戻しましょう。
逆に探究心や趣味がない、仕事だけが唯一の趣味という人は、時間を持て余し退屈に感じてしまうかもしれません。
向いている人の特徴④ 世間体を気にしない人
セミリタイアするということは、これまでの会社員人生で築き上げてきた地位や役職を捨てることになります。
昇進に興味がない、地位なんて会社の外に出れば関係ないと割り切れる人はセミリタイアしても、過去の栄光を引きずることなく新しい人生を切り開いていけ、向いているでしょう。
逆に、「今までせっかく頑張ってきたのに・・」、「もっと上に行きたい」という上昇志向の強い人は、セミリタイアするにはまだ早いかもしれません。
日本ではセミリタイアの周囲の反応はまだそんなに理解のあるものではない可能性も、、。
また、自分では十分に資金をためてセミリタイアしたとしても、世間からはただのフリーターに見えるかもしれません。
周囲の反応は「きっと苦労する」とか「長年勤めた会社をやめるのはもったいない」とか反対の意見も多くあるでしょう。
それでも信念を持って、意思を貫ける人が向いているでしょう。
セミリタイア生活が不向きの人の特徴
セミリタイア生活に向いていない人の特徴は以下4点です。
- 柔軟に対応できない人
- 目的・目標がない人
- 会社組織に依存している人
- 極度の心配性
詳しく見ていきましょう。
不向きな人の特徴① 柔軟に対応できない人
当然ながら、安定した職を手放すわけですから、セミリタイアにはリスクはつきものです。
セミリタイアを目指す多くの人が綿密な資金計画を立ててから臨むものですが、それでもやっぱり予期せぬトラブルは発生します。例えば・・
- 資産運用で損失が発生する
- プライベートが増えることで今まで以上にお金がかかる
- 職がないことで社会的な信用がなくなり、保険などの契約ができない
といった問題が起こりうることもあります。
セミリタイアの失敗する人の特徴はこちらでもまとめています。
すべて計画通りに行いたい完璧主義の人や、急に発生したトラブルを解決したくない人は向いていないかもしれません。
不向きな人の特徴② 目的・目標がない人
ただ単に、今の会社で働くことが面倒で、嫌だからという理由でセミリタイアしたいと考えている人は一度立ち止まって考え直した方がよいでしょう。
セミリタイアすることをゴールとして仕事を辞めてしまうと、目的を見失います。
いざ自由を手にいれた途端、退屈になってしまったり、社会との繋がりがなくなり孤独を感じたり、働かない生活のほうが苦痛になってしまいます。
セミリタイア生活者の一番多い悩みは実は「暇はつらい」だったりします。
せっかく新たな一歩を踏み出しても楽をしたいという考えだけで、何もやりたいことがないあれば今はやめておきましょう。
不向きな人の特徴③ 会社組織に依存している人
セミリタイアすると、これまでのように社会との繋がりが持てなくなる場合があります。
これまで会社組織以外にコミュニティを持ってこなかった人、自らコミュニティを作るのが苦手な人、自分から積極的に人の輪の中に入っていけないという人は、セミリタイア後に孤独を感じることになるかもしれません。
社会との繋がりがないのは思っている以上にしんどいです。
自分自身で積極的にコミュニティに入ったり友達を作ったりできる人は問題ないでしょう。
不向きな人の特徴④ 極度の心配性
セミリタイアすると、これまでの安定的な収入が絶たれるため、生活に不安を感じやすい人は精神的にきついかもしれません。
また、セミリタイアしたことで、周りからどのような目で見られているのか、怠けていると思われていないか等心配に感じる人もいるかもしれません。
あなた自身の人生なので、他人のことは気にする必要ありませんが、それが原因で新たな人生を楽しめないのであれば、セミリタイアには向いていないかもしれません。
セミリタイアの向き不向き まとめ
セミリタイアはその人の性格や考え方によって、満足いく結果になるかどうか決まります。
言ってしまえば、正解はいつも自分の心が決めるんですね。
そして、成功するにはとにかく計画を綿密に立て、それに沿って行動することが大切です。
セミリタイアは性格や考えた方によって向き不向きがあり、誰しもが相性がいいわけではありません。
もう一度セミリタイアに向いている人の特徴をまとめておきます。
- 考えてから行動に移すタイプの人
- 人付き合いが苦手な人
- 好奇心旺盛な人
- 世間体を気にしない人
一方で向いていない人の特徴は下記です。
- 柔軟に対応できない人
- 面倒くさがりで怠け者
- 会社組織に依存している人
- 極度の心配性
自分自身にセミリタイアという選択が向いているのかよく考えた上で決断し、後悔のない生活を送りましょう。