楽天証券とSBI証券ってどっちもおすすめされるけど、結局どう使い分けしたらいいの?
という疑問を解決します。
楽天証券とSBI証券、これから投資を始める方ならどちらもおすすめされたことがあるのではないでしょうか?
せっかく投資を始めるなら、手数料やポイントなどの観点でお得になる方を選びたいですよね。
そこで今回は手数料やポイントはもちろん使い勝手やつみたてNISA・iDeCo・投資信託などの面で比較してみました。
いろいろ調べた結果、楽天証券とSBI証券それぞれに強みがあるから、使い分けが一番だと思いどっちも使ってるよ。
ネット証券では、口座開設費や口座管理料が発生しません。そのため用途に合わせて複数口座開設している人は多いですね。
- 楽天証券とSBI証券の比較を知りたい人
- 楽天証券とSBI証券のどちらにしようか悩んでいる人
\ 口座開設数 No.1/
楽天証券とSBI証券を比較
結論として、私たちは使いやすさで楽天証券をメインで使っています。
しかし、使いこなせる人にとってはSBI証券の方がメリットがあるところもあるのでそれぞれ見ていきましょう。
今回、楽天証券とSBI証券の2社を選んだ理由は、単純にSBI証券は最大手、楽天証券が第2位で取り扱い商品数や手数料などで圧倒的に優れている2社だからです。
2社共通の取り扱い商品は以下です。
- 株式投資
- 投資信託
- FX
- 先物取引
- 金・プラチナ
- ETF
- 債券
- NISA・つみたてNISA
取り扱い商品についてはこの2社の差はほぼありません。
今回は、株式投資、投資信託、ETFをメインに比較してみました。
楽天証券とSBI証券を項目で比較
今回比較したポイントは下記のポイントです。
証券会社 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
手数料 | ◎ | 〇 |
ポイント | 〇 | ◎ |
取り扱い商品 | ◎ | 〇 |
使いやすさ | △ | ◎ |
順番に見ていきましょう。
SBI証券と楽天証券の比較項目① 手数料
手数料が安いのはSBI証券です。
多くの人がネット証券を開設するときに最も気になるポイントは手数料でしょう。
手数料と一言でいっても取引商品やプランによって違ったり複雑ですので商品別にいきましょう。
現物国内株式の手数料
まずこれは1日の合計取引金額に対する手数料です。
証券会社 | プラン | 50万円まで | 100万円まで | 200万円まで | 300万円まで |
---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | アクティブプラン | 無料 | 無料 | 1,278円 | 1,718円 |
楽天証券 | いちにち定額コース | 無料 | 943円 | 2,200円 | 3,300円 |
200万円以上の取引はSBI証券の方が手数料安いじゃん。
基本的にはSBI証券のほうがポイント面で上です。
もう一つのプランも比較してみましょう。
こちらは1注文ごとの取引に対する手数料です。
証券会社 | プラン | ポイント還元 | 5万円まで | 10万円まで | 20万円まで | 50万円まで | 100万円まで | 150万円まで | 3,000万円まで |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI 証券 | スタンダードプラン | 手数料の1.1% | 55 円 | 99 円 | 115 円 | 275 円 | 535円 | 640 円 | 1,013 円 |
楽天証券 | 超割コース | 手数料の1.0% | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 | 640 円 | 1,013 円 |
SBI証券「スタンダードプラン」、楽天証券「超割コース」にした場合は手数料は2社同じに揃えています。ただ、SBI証券のほうがポイントバック率が0.1%いいですね。
100万円までならSBIの「アクティブプラン」が一番だし、100万円以上を投資するならプラン変更した方がいいね。
ちなみに信用取引を20万円以上する場合はSBIよりも楽天証券のほうが手数料面で安いです。
外国株式、債券、ETFの手数料
続いて海外銘柄です。
海外銘柄を取引するときに気をつけたいのが「為替コスト」です。
楽天証券とSBI証券、両社を比較すると額面ではほぼ同額です。しかし、SBI証券で外貨取引をせずに、提携銀行である住信SBIネット銀行を利用した場合、SBI証券のほうが圧倒的に安く外貨を購入できます。
通貨(/日本円) | 楽天証券 | 住信SBIネット銀行 |
米ドル | 25銭 | 4銭 |
ユーロ | 50銭 | 13銭 |
住信SBIネット銀行からSBI証券への外貨送金は無料なのでひと手間加えれば為替コストを安くできますね。
ETFを購入する場合は外貨が必要になるので、めんどくさいけどSBIネット銀行を噛ませた方がお得。
住信SBIネット銀行は時期によっては0銭キャンペーンをやっていることもあるので要チェック。(21年3月現在は0円キャンペーン中)
続いて外国株式の手数料です。需要が一番多い米国株式で比較すると2社の手数料は同じですね。
証券会社 | 米国株式 |
SBI証券 | 税込0.495% |
楽天証券 | 税込0.495% |
最低手数料は0ドル~最高手数料は22ドルというところまで2社同じでした。
SBI証券と楽天証券の比較項目② ポイントバック
ポイント面でおすすめなのは楽天証券です。
ポイントってわかりにくいのでついついそこまで考えずに投資しちゃいそうですが、お金と同じように使えるのでかなり大事ですよね。
証券会社 | ポイント |
---|---|
SBI証券 | Tポイント |
楽天証券 | 楽天ポイント |
SBI証券は昔は独自ポイントだったのがTポイントになったのは嬉しいですね。
ポイントの貯めやすさ
証券会社内の取引については、ポイント還元はSBI証券の方がいいです。
下記はそれぞれのポイント還元率です。
証券会社 | 新規口座開設時 | 株取引手数料に対して | 投資信託月間保有残高に対して |
---|---|---|---|
SBI証券 | 100ポイント | 1.10% | 1,000円以上の投資額があると、毎月保有残高の0.20% |
楽天証券 | キャンペーンによる | 1.00% | 2000万円以上の投資額があると、毎月1000ポイント |
SBIのほうがよく見えるけど、なんで楽天のほうが貯まりやすいって?
単純に比べると還元率はややSBI証券のほうがいいです。
実際は楽天は楽天銀行と同時開設で口座開設時に1500ポイントもらえたり、楽天証券、カードを使うことによって楽天市場のポイント還元率も上がります。
つまり、証券以外の楽天経済圏で使えるポイントのことを考えると実は楽天のほうがポイントは貯まりやすいですね。
楽天経済圏にほぼお世話にならないわと言う人にはSBIの方がいいですね。
楽天ポイントは複雑だけど、楽天経済圏のポイントの貯め方を駆使すれば圧倒的に貯めやすいし、使いやすい!
ポイントの使いやすさ
ポイントの使いやすさという点では完全に楽天証券がいいですね。
投資信託の積立・つみたてNISAどちらの場合もポイントが使えるのは楽天ポイントだけです。さらに楽天カードで投資信託の積立もできます。
SBI証券でもTポイントを使って投資信託を買えますが、今のところ積立購入やつみたてNISAのときはTポイントが使えません。
楽天証券ならつみたてNISAの1%をポイント還元してくれる。
楽天銀行と楽天証券でマネーブリッジを作るのが一番お得なので、楽天証券を選ぶなら楽天銀行も一緒に必ず開設したほうがいいですね。
マネーブリッジを作れば、楽天銀行なら金利も0.1%なのもポイント高い。
SBI証券と楽天証券の比較項目③ 取り扱い商品
続いて取り扱い商品についてです。
2社とも業界トップクラスの取り扱い数で、代表的な商品はどちらでも取引可能です。
ただし、細かくみていくとSBI証券のほうが取り扱い商品は多いです。
証券会社 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
新規公開株(IPO) | ◎ | △ |
ETF | ◎ | 〇 |
外国株 | ◎ | 〇 |
ロボアドバイザー | 〇 | 〇 |
投資信託 | 〇 | ◎ |
債権 | ◎ | 〇 |
それぞれ見ていきましょう。
新規公開株(IPO)の比較
IPOに強いのは圧倒的にSBI証券です。
SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
IPO実績 | 85社 | 38社 |
企業が新しく株式を取引所に上場すると誰でも購入できるようになるけど、実は人気の株を購入するにはIPO幹事会社の」証券口座をもっていないとできないよ。
期待値がめちゃくちゃ高い個別株の場合は、最初に買えるとすごく利益を得られることもあるので、IPOを中心にやりたい人は完全にSBI証券ですね。
ETF、外国株式の比較
ETF、外国株式については取り扱い量はやはりSBI証券のほうが多いです。
SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
取扱外国株式 | 9ヶ国 | 6ヶ国 |
需要の多い外国株式はありますが、楽天には韓国、ロシア、ベトナム株の取り扱いはありません。
米国ETFの定期買い付けサービスはSBI証券のみです。
投資信託の比較
投資信託はわずかながら楽天が優位です。
SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
投資信託本数 | 2680本 | 2701本 |
取り扱い本数はそんなに大きな問題にはならないでしょうが、ここでもポイントバックの面で楽天優勢です。
楽天は投資信託の「購入」と「保有」の両方で2回ポイントが貯まるので、投資信託メインの人は楽天にした方がいいね。
債権の比較
債権については、SBI証券のほうが網羅しています。
SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
国債以外の日本円建て債券 | 〇 | × |
外国債券(先進国) | 〇 | 〇 |
外国債券(新興国) | 〇 | 〇 |
楽天証券では社債や地方債、政府保証債などの国債以外の円建ての再建を買うことができません。社債を買おうと思っている人は注意しましょう。
社債は買えないのか。
SBI証券と楽天証券の比較項目④ 使いやすさ
最後に見やすさ、使いやすさですね。
完全に主観が入りますが、初心者だったら楽天証券のほうが使いやすいです。
どちらのスマホアプリに対応しているので実際買ってしまった後はチャートの見やすさは正直慣れだと思います。
ただ、楽天証券のほうが購入時にシンプルでわかりやすいと思います。
楽天証券に入ると、無料で日経テレコンというアプリから日経新聞が読めるのもいいよね。
楽天証券とSBI証券を比較 まとめ
SBI証券と楽天証券というネット証券会社の中でも圧倒的に人気を二分する2社を比べました。
簡単にもう一度まとめます。
証券会社 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
手数料 | ◎ | 〇 |
ポイント | 〇 | ◎ |
取り扱い商品 | ◎ | 〇 |
使いやすさ | △ | ◎ |
ネット証券の良さは口座開設や口座維持に費用がかからないことです。
それぞれ強み弱みが違うので、我が家では夫婦であえてSBIと楽天の別の口座を開設していいとこどりをする使い方にしています。
「つみたてNISAはカード決済できる楽天証券」で、「IPOや海外株式へ投資するならSBI証券」などという使い分けです。
多少手間ではありますが、少しでもお得に資産運用するには2社使うというのはありではないでしょうか。
\ 口座開設数 No.1/